陸前高田まちづくり協働センター

地域も人も元気になってほしい


〈この事業の理事を務める三浦まり江さん〉

陸前高田まちづくり協働センターとは


 陸前高田の中心市街地に事務所を置くこのNPO法人は、陸前高田の人と地域を元気にすることを目標に、「もっとこの地域を活性化したい」という相談や活動団体の運営相談を受けたり、人材育成・地域づくり等の講座を開催している。講座は年に4~5回行っており、多いときは30人ほどの参加があるそうだ。
   
 
〈仕事風景〉

震災からこれまで


 三浦さんがこの活動をはじめた時は、何から手をつけたらいいかわからない状態だったと言う。
  始めは、ボランティアと活動団体の仲介など、主にネットワークの形成に取り組んだ。その後、活動団体の支援・仲介や地域に貢献したいと考える住民の相談、講座の開催など、地域活性化をめざす事業へと移ってきた。まちづくり協働センターとしての役割が確立するまでは、試行錯誤の繰り返しだったそうだ。

〈インタビュー中の風景〉

これからの陸前高田の町や人への思い


 「この地域で生まれ、育った人が、ここに住んで良かったと思える町にしたい」と三浦さんは話す。しかし、良かったと思える部分は人それぞれなので、その一人ひとりが実感できるようにする必要がある。だからこそ、こんな町がいいな、という皆の夢が叶えられるように応援していきたい。そう三浦さんは熱く語る。
 この町の人について、「(陸前高田は)『何もない』とか『大したことない』、と言っているのをよく耳にします。でも、一人ひとりが出来ることって、意外といっぱいあって、出来る力もたくさんあるので、諦めてしまうのはもったいない」と言う。
  住民の持つ可能性が大きいことを、仕事を通して強く感じるそうだ。そんな人々の力を引き出したり、後押ししていきたいと。仕事に対する三浦さんの熱意、町の人への思いを感じた。

この記事を読んでいる方へ


 「是非、まちなかをぐるぐる回ってみてほしい」と語る三浦さん。三浦さんの元を訪れる住民もそうだが、陸前高田のまちなかでお店を営む人は、地元愛が強く、自分の愛する街を活気づけたいと考えている人が多い。そのためか、一つ一つの店は個性が強く、面白みと満足感が感じられる。三浦さん曰く、店主の方のお話も大変面白いので、是非聞いてみてとのことだ。

インタビュー先


☆事業名:陸前高田まちづくり協働センター
☆定休日:土曜・日曜・祝日
☆営業時間:9:30~18:30
☆電話番号:0192-47-4776
☆FAX:0192-47-4778
☆取材相手:三浦まり江さん
☆インタビュー実施日:2019年9月10日

インタビュアーの自己紹介


岩手県立大学 2年 K.Y
 今回二回目のインタビューをしてみて、質問の仕方を、そのお店や事業に合った内容にするる必要があると感じた。インタビュアーとして成長できる経験だった。
  そして、複数回訪れることによって、町にどんなものがあるのか、さらに理解を深めることができた。今回は、地域住民の育成を行い「地域」の活性化を意識した事業にインタビューさせていただいたが、改めて今後の陸前高田市を活発化させていこうという未来にむけた活動があるということが感動的だった。
 陸前高田に住んでみたい、こんなことをしてみたいという人がいらっしゃれば、是非訪れて相談してみてはいかがでしょう?

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